10月16日にHANARART 2013の郡山城下町エリアに行ってきました。
ちょうど台風26号が通過した日でお天気はどうかな…ってとこでしたが、昼頃でて着いた頃にはようやく雨もやんで晴れ間が出て来ました。
車を駐車場にいれてまずは「来たむ良」でお昼ご飯。(^^;)
やさしい味でいつも以上にたくさん食べたけど最後のぜんざいもすんなり入ってお腹にもやさしいのかもね。
さて最初は旧川本邸へ。左は外観。三階建てのりっぱな町家で大正13年から昭和33年まで遊郭として使われていたそうです。
右は入ってすぐの座敷。襖や衝立に作品が描かれています。描かれているのは現代的だけど使用方法はいたって真っ当。照明の仕方で印象的になりますね。
旧川本邸の中庭にぶら下がっている苔玉とオトダマオトスケ。AWAYAさんのサウンドインスタレーション「金魚達の夢」です。オトダマオトスケとはこの丸いひょうたんで出来たスピーカー。あちこちのぶら下がったスピーカーや井戸の中から癒しの音楽が流れて不思議な空間を作り出しています。
この日は風も強かったのでゆらゆら揺れるのもよかったです。
こちらは西山武志さんの「ADEYAKA」。
お風呂場に置かれた水をはった洗面器?に写真作品を投影されています。中には金魚が泳いでいてこれまた異空間にいる感覚を覚えます。
暗いので目が慣れるまであまり動けないのですが、慣れてくるとまわりのタイルで浴室なのがわかります。けっこう天井が高くてちょっと寒そうな浴室なんですが…;;
洗面器から振り向くと反対のタイルの壁にも控えめに投影されていてこの閉鎖的な空間を的確に利用されてるなって思いました。
あとの会場で聞いた話だとこの水に手を触れて波紋で変化するのも楽しんでもらえたら…ということだったのですが、触っちゃだめだよね?これ?って思っていたのでそこまでやりませんでした。
なんたって水面に蓋があるのかわからず指を近づけてみたら水に触ってしまったのでちょっと驚いたくらいなので;;
2階にもさまざまな作品があります。真ん中の広い座敷を囲むように3畳ほどの小さな部屋が並んでいるのは遊郭の特徴的な間取りなんでしょうね。この小さな部屋はそれだけでなんとも言えない説得力があるように思います。
金魚の会「金魚電話」
インパクト抜群の公衆電話で泳ぐ金魚達。日光があたってると金魚大丈夫?って思ってしまうけど、郡山だから扱いは慣れてるので大丈夫なんでしょうね。
この古びた懐かしい美容室にも作品は展示されていたのですが、すごく場に溶け込んでいて興味はこの美容室のほうにばかりいっちゃってました。(展示されてた方には申し訳ないですが;;)
よくこのまま残ってるもんですよね。こういう中途半端な時代の建物内部はどんどん消滅していってますよね?なんとかこのまま保存されないかな…
最後は浅井邸酒蔵奥の倉庫?にあった大西康明さんの作品。ビニールシートを空間に浮かせた作品で有名じゃないかと思うんだけどこれも最近はあるのかな?
係の人に聞いたらこの結晶は尿素なんだそうです。で湿度によって変化するそうで雨が降ってると溶けてるそうな…;;;なので見る日によって少し違ってくるのでしょうね。朝来てたら違ってたのかも。
なかなか見応えがありました。
2012年は五條と御所に行きました。はならぁと