せっかく持って行った望遠。池越しの薬師寺だけじゃもったいないので…。
寺院で望遠レンズを向ける先はやっぱり屋根かな。こういう鬼瓦がある寺院だと楽しくなってきます。
左は唐招提寺(礼堂)の鬼瓦。軒丸瓦には唐招提寺の文字が刻まれています。そして右はすぐそばにある鼓楼の鬼瓦。こっちの顔がなんともユニーク。レンズをのぞいていて笑ってしまった;;;この鼓楼は下り棟の鬼瓦もすべてこの顔です。
礼堂も鼓楼も鎌倉時代だそうなので天平の金堂とはおもむきが違いますね。
金堂には鬼瓦はなくて代わりに鴟尾が大棟の端にあります。
肉眼では気にならないけど望遠で見ると鴟尾が…;;;鳥のいい休憩場所になっているようで…。やっぱ避雷針だけじゃなくて何本も棒を立てとかないとダメなのかも。
あっ金堂も下り棟にはちょっと平面的な鬼瓦があります。後にのせる薬師寺のと似てます。
薬師寺に行く前にお昼ご飯。唐招提寺に来る前に気になっていた十割蕎麦の「よしむら」に。
薄緑色がかった蕎麦は堅くもなく私にはちょうどいい湯で加減でした。麺つゆも最小限の量しか最初に入ってないのでそば湯をいれた時に調節がしやすくていいですね。最初からたっぷり入ってる店だとどうしようもない;;
さて今度は薬師寺。左は金堂の下り棟の鬼瓦。大棟には唐招提寺金堂と同じく鴟尾が置かれています。(金色ですが;;)薬師寺金堂は昭和の建築ですが、様式は白鳳時代。この平面的な鬼瓦もそれにならっていると思います。
右は東塔の鬼瓦。唐招提寺金堂の鬼瓦はこれに似ていますね。
望遠で東塔を眺めていると欄干の手すり?というのかわからないけど木の先端など傷みが激しいのがわかります。