何十年ぶりに西ノ京に行ってきました。車で行こうかと迷ったのですが、ガソリン節約のため電車にしました。で、たまにはと和歌山線で吉野口。そこから近鉄で橿原神宮→西ノ京というローカル線満喫コースで行ってきました。
(あーでももうこのコースは二度と行きたくないかも;;;乗り換えも多いけど連絡も良い時ばかりじゃない。しかも1時間に1本しかなかったりするし…;;)
西ノ京駅を降りてまずは唐招提寺に。おおらかさを感じる金堂と講堂の建物はいつ見ても穏やかな気持ちにさせてくれますね。
今回西ノ京へ足を向けさせたのはこの薬師寺東塔です。1300年立ち続けた東塔もいろいろガタがきていて解体修理されるそうです。なので向こう8年間この姿を見ることが出来くなるからです。
私の今までの薬師寺の印象は、今のように立派なものではなく周りの塀も簡単な感じで仏像と東塔以外どってことないものでした。(^^ゞ
しかし今の薬師寺は広大な敷地とたくさんの伽藍が建つビッグな寺院ですよ!!端から端まで歩くだけでもけっこうな距離です。
でもですね…見るべきものはやっぱり金堂の薬師三尊像と東塔と東院堂の聖観世音菩薩像だと個人的には思っています。古いものが何でもよく新しいものはよくないというわけではないですが、何を見に来るかと聞かれたら歴史の重みのあるほうだからです。
まずは東塔。期間限定で内部にも入れます。(追加料金がいるけど;;)中の仏像はありませんでしたが、1300年前のなんとなく残っている天井絵とりっぱな心柱を見ることが出来ます。この絵をもとに西塔の天井絵は描かれているそうなのでそれを想像してみるのがいいかもしれません。
心柱と本当に支えている四方の柱は木肌むき出しになっていますが、いろんな傷がついていていい感じでした。(って感想が軽いか?;;)
薬師三尊像の月光菩薩と日光菩薩は上野の薬師寺展以来の再会です。あの時は光背がなく間近で見れたのが懐かしいです。金堂では照明は白熱灯っぽい色なので光沢も黄色帯びてますが、上野での照明だと光沢の色は白かったのでそっちのほうがいいな…とか思ってしまった;;金色の光背もあるから金堂では仕方ないのかもしれないけど。
東回廊をぐるりとまわると東院堂があります。ここの聖観世音菩薩像もまた上野以来の再会です。薬師寺の中ではなんとなくひっそりとした場所にある東院堂ですが、上野では日光、月光を上回る美しさを感じさせたのが聖観世音菩薩像でした。
お堂にあると真正面からのお姿だけしか見れないので、なんとなく平坦な感じがしますが、光背もなく単身で立っている姿はほんとに優美で美しいかったです。
薬師寺にもっといたかったけど、最後に有名スポットを目指しました。
テクテク歩いてたどりつくと常連らしき先客の方がおられました。多分ずっとそこで時を過ごしているような…。そんな根性はないのでさっさと証拠写真のように撮って急いで駅に戻りました。なんせ1時間に1本ですから;;;
ここからのすばらしい写真はネットにも数多くあります。そういうのは何度も通わないと無理なんですよね…。でもまー、金堂、西塔、東塔のこの風景も解体修理になると見れなくなるのは確かなのでどうしても撮っておきたかったわけです。
コメント
久多さん、こんにちは
薬師寺よれなかったのですか…。あっよれなかったのじゃなくて撮れなかったか…;;じゃー薬師三尊は拝めたのでしょうか?
来るなら是非8年後に。(^^;)
その節は・・・^^/
まだまだ寒いかな・・・
唐招提寺の金堂は落慶法要で関係者以外シャットアウト^^;
薬師寺は雨が降ってきたのと赤膚焼窯元へ行くために撮れなかったところですわ。天気がよかったらなあと今でも残念^^;
次はいつ行く事ができるかなあ〜