オランダの光

ずっと見たかった「オランダの光」をCSで見ました。好きでないと見てらんないくらい辛気くさい映画です。(^^;) これじゃーツタヤで探してもないか…
印象派の絵に象徴されるような空気感いっぱいの光、しかもオランダに限定された光についていろんな人が語っています。でも日本人には馴染みがうすいですよね?「オランダの光」って言われても…はー?っとかなりません??

いろんな意見が出てましたが総じて同じなのはオランダの光は今はもうないってことでしょうか…。(はなからそんなもんは存在しないって人もいたけど)その原因として開発というか埋め立て?によって水面部分が減ったからという説明が一番納得できたかな。水蒸気の多い大気は光に反応して空気感をかもします。で、その光は地面と水面じゃ反射が違うから水面が多い程光は拡散して「オランダの光」になるらしいです。


しかし、オランダの風景ってどこまでもな〜〜〜んもない平坦な風景です。日本人ならその向こうに絶対山を思い描くんじゃないかと思うけど、何もないから空と地面で画面は分断されています。雲でもないとどうにもならない風景みたい;;
1年を通じてオランダの景色を見たけど、晴れた時の雲ってなんだか3Dソフトに出てきそうな雲でした。日本の夏を代表する入道雲なんてないのでしょうね。
だから3Dソフトに入道雲がないの?とか思っちゃう。

ヨーロッパは地続きでいろいろな国があるけどそれぞれの空や光があると言われています。これが世界中だとほんとに様々なんでしょうね。だから3Dで風景を作った作品を見て違和感を感じたりするのは当然なんだなー。

この映画の中でセスナに乗ってやってきたひげ面のおじさんはなんとジェームズ・タレルでした。光と言えば外せない方ですよね。当然のように「オランダの光」について語ってました。(さすが!)

全然関係ないけど同じ時期に「パルムの樹」も見ました。こっちはアニメだけど浮かんでる植物が沢山出てきた面白かったです。内容については批判も多いみたいだけどそんなに見てて嫌な気分にもならなかったし見終わってまーよかったね…みたいに感じました。でも説明不足はありますね。もうちょっとパルムに絞った説明だけでもいいように思いました。

コメント

  1. kaga より:

    紀の川も朝もやが立ち上ってるから、やっぱりそこだけ空気感がありますね、そういえば。
    水っていろんなところに影響してるんだな…。

  2. 横浜港の朝日、銚子の朝日、小見川の利根川の朝日。
    好きなのは皆水が近い^^

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