そういえば東京へ行くたびに美術館や博物館に行ってますなー。
今回もそれ;;;
ひとつは「男鹿和雄展」
現実にありそうでどこか懐かしい風景(懐かしいと思うのはそれを知っている年代の人だけだろうけど)をさりげなく作為的なのがばれないようにほんとにうまく描かれています。
風景をスケッチする時、何を描いて何を捨てるか…もうこれは描く人の好みと言ってもいいんじゃないかな?それにそれは説明しているものじゃないですよね。
でもアニメにかぎらず背景画はそれを仕事として物語の意図するようにうまく取捨しなくちゃいけない。自然描写だけじゃなくて違う経験がものをいうんじゃないかと想像したりします。
もう一つは「ル・コルビュジエ展」
彼の建築、特に初期の頃の美学はあそこまで比率にこだわった理念があるんですね。黄金比率へのこだわりはダ・ヴィンチのそれとよく似ています。ダ・ヴィンチが近代建築を設計したらもしかしたらコルビュジェに近いのかも…とか楽しい想像をしてしまいました。
立体の建築物も側面から見ると2Dの世界。その比率の美しさを維持したまま3Dになった建物はどこから見ても美しいってことなのかな…。あとは実際住んでみてどうかってことでしょうね。
グランドコンフォート、バスキュラント、シェーズロング・ア・リグレージ・コンティニュまで並べてある各映像コーナーは至福の時間を過ごせますね。ずっと座っていたいです。んでもってこの椅子ほしい;;;;(^^ゞ