「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」」というのをご存知でしょうか?ようするにいつまにか入って来て繁殖している外来生物の根絶しよう!っていう事らしいです。
「特定外来生物被害防止基本方針」
ここまで増えたあまたの外来種をどうやって根絶させるのかはなはだ疑問なのですが、まずはその特定の段階がまた大変みたいです。外来生物にとっては生きるか死ぬかの判定ですね。これに関してはさまざまな議論があって言い出すとキリがないですが、バス釣り業界にとっては死活問題でほとんどあきらめ状態なのかと思っていましたが、ビックリするニュースがありました。
外来種法規制第1陣は45種、ブラックバス指定見送り
ブラックバスの「特定外来生物」指定議論、延長へ
な、なんと外すんですか?ブラックバスを!じゃなくて決定を先延ばし?;;
ほんとうはバスなどいなくていいと思っていますが、身近にバス釣りが大好きなヤツがいるのでその楽しみが政府の方針でしかも税金を使って消されるのかと思うとちょっと複雑な心境でした。
今後どうなるんでしょうね…。
コメント
元々外来生物を持ち込んでいるのは人間で、その被害の責任は人間にあるとは思います。で、バスに関してもバスフィッシングをしたいが為に勝手に放流したことが原因で全国的に広がりました。これはもちろん一部の無責任な釣り人の行動なのですが、この法案で歯止めがかかればなーと思います。
私は区域限定みたいなやり方に賛成なんです。最初は撲滅でしたからね。…ただ、流出を抑える手段が確立しないのにそれは認められないという意見も納得がいくんですよね。人が介さなくても稚魚の状態ではめだかみたいなものだから支流へ流れるのをどうやって止めるの?とか。なんせ彼らは逞しいですから。
上にも書いたけど在来が姿を消したのは環境の影響も大きいです。それも同時に進行させてほしいです。
外来で思い出すのはセイタカアワダチソウ。最近減ったと思いません?一時は花粉症の原因にもなってすごい勢いでしたけどね。聞いた話ではススキとの勢力争いはセイタカアワダチソウが最初は勝つけど最終的にはススキが勝つそうです。それからちょっとススキを見る目が変わりましたよ。(^_^) 雑草として扱う時はどちらもヘビー級に厄介ですけど。
身近な人をそれとなく知っていますけど・・・
まあ日本人だって古モンゴロイドと新モンゴロイドの闘いから出来たようなもんらしいから、あまり自然自然守れ守れとは僕自身言わないですよ。ただどこかで歯止めは必要なんじゃないかな。殺虫剤はいかんから天敵を導入しそれが世代交代を重ねるうちに環境に強くなって危ない存在になるなんて話もあるし。もっと長いスタンスで考えたいね。白神だっけ?国際的に保護されて狩人が生活に困っているなんて話もあったね。でも人は別の生産手段を取れるけど動植物は選べないんだよね。そこが難しいと思う。煙草を道に捨てる不心得者が後を絶たないようにバスだってこっそり河川に放流する人がいたそうだし、規模が大きい業界ならなおさらもっと啓蒙活動に力を注ぐべきだと思う。今言っても仕方が無いけど以前からそう思ってましたよ。
島国日本に外来動植物が入って来たのは何も昨今のことじゃないですよね。じゃーいつまでに入って来たのはいいのか…ていうのである年を境に振り分けてるんです。まるで入国許可証みたいですよね。そんなに今になって言ったってよ〜〜って声が聞こえてきそう。
金魚は水槽のガラスにぶつかってクルリと向きを変えたとたんそれを忘れているってきいた事がありますが、バスは一度釣られるとその日はおとなしくしているそうです。まーそりゃールアーがかかると痛いだろうけど。
生殺与奪…ねぇ…
人間だけですからね。生きるため以外に
他の生命を脅かす存在は。
鯨を保護しすぎてイワシが激減したり、もう
なんだかね。
永遠に消えないテーマですなぁ…。
>いくらでも代替えの効く楽しみ
そんな簡単なものじゃないと思います。ホビーユーザーなら今までつぎ込んだ金額と蓄えた知識がパーになるだけといえるのでしょうが(これでも相当堪えます)生活の糧にしている人にとっては死活問題ですよね。会社の倒産も避けられない。この業界の規模をご存知ですか?その経済的打撃の大きさ故環境庁も今になってこんなふうになってるんだと思います。それに全国の小さなため池にいるバスまで駆除するなんてどだい無理な話だと思うんですよ。まー議論は生息地を限定させる方向へいこうとしていますが、限定自体非常に難しい問題です。
あと在来種が激減した原因は外来種だけではないのです。今池や川にいるメダカはすべてといっていいくらい外来種です。巷に咲くタンポポも。これらを駆除したら日本メダカが戻ってくるとでもいうのでしょうかねー。
こと魚に限った事ではなくいくらでも代替えの効く楽しみの為だけに不毛な論議はどうかと思うね。楽しみとは生み出す物であって奪うとは違うと思うのよね。在来で固有であるのならその種は生きる権利があって人はそれを生かす義務もあるでしょうし。