明日までなので急いでアップします。
古民家山崎邸と9つの表現
~現代アート作家9人によるアート展~
期日: 2013年13月3日(日)~3月10日(日)10:00~16:00
場所: 和歌山県紀ノ川市粉河853
粉河駅のすぐ前にある山﨑邸で催されているアート展は見応えある展示でした。アート作品はもちろんなのですが、この山﨑邸がすごい。贅を尽くした天井やトイレ、浴室などにも感心したしだいです。
去年、五條や御所でもやっていたのに似てるけど場となる家がすごいので印象はだいぶ違いますね。
それと。ここは「まちづくりの拠点」としてオープンしたそうなので山﨑邸の見学はアート展終了後もできると思います。
山﨑邸は窓だらけです。それも美しい格子窓。各部屋のまわりを廊下で囲っているという作りは現代では消えてしまった贅沢な空間ですね。外に面している廊下の戸は前面透明ガラス。なんとなく高野口駅前の葛城館を思い出します。
この座敷向こうの廊下側に絵が展示してあってその台紙が色画用紙なので障子を通してステンドグラスのように写っています。とても美しいと思いました。
ただ、この画用紙をピンで障子の桟に留めてあったのがちょっと気になりました。他の方法はなかったのかな?
邸内にはいくつかのトイレと大理石?の浴室がありますが、どれも手を抜かない意匠に感心。
上の写真はそのひとつですが、右は質素です。これは多分使用人用なのだと思います。近くの部屋も多分…
2階にもたくさんの部屋があってほんとに大きな屋敷です。直線の組合せの美ですね。右は羊毛のオームみたいなアートですが、この部屋の傘天井と相まって居るようにも見えます。
近代和風建築の山﨑邸ですが、階段部分はなんだか洋館を思わせます。洋館ならここにステンドグラスが入るのでしょうが、さすがにそうはなっていません。(^^;)
左は1階の傘天井、右は2階の傘天井(羊毛のオームの部屋)です。凝ってますよね〜
和歌山市と高野町の大工2名が棟梁となって建てたそうですが、綿ネルで財を成した山﨑家の繁栄が伺えます。この他主座敷は折上げ格天井で金剛峯寺や他の寺院にもある上段の間の影響でしょうか。
左は階段で2階にあがったところに立っている作品。いきなり立っているのちょっとビックリします。
右はあちこちで出会う細くて暗い廊下。
庭には蔵がいくつかありまだまだ手が入っていない場所もありますが、少しづつ整って行くように思います。
会期が明日までなので急いでアップしたけど、まだまだアップしていないのものがたくさん;;;その気になればすぐに出来るじゃない?っていう突っ込みはなしで・・・・