昨日は大阪市立美術館へ「祈りの道」を見に行って来ました。
膨大な量の展示品を手抜きなしで見たため非常に疲れてしまった。というのもやっぱり身近なところのものが出ているからかもしれませんね。江戸時代の高野山の地図を見ながら現在もある寺院を探したり、下って来たところの九度山の地図にもあーここがあそこで…とかなんとか…。普段の展覧会では考えられないですよね。そういう調子で一緒に行った友人と話していたら、見知らぬ人にまで「さっきから探しているんですが○○はどこですか?」などと聞かれてしまった。;;
この展示で一番の目玉はなんといってもあのでかい蔵王権現です。展示品中最大でしかも躍動感のあるポーズをしているのでそのダイナミックさは間近で見るとほんとに迫力があります。
蔵王権現のこのスタイルはどうも定番のようで、他のものもすべてこのポーズでした。片足しか着地してないし、しかも重心はその足から外れているという一瞬の動きみたいなものなのでこれの立像は支えがないと立ちません。これってやっぱり仏師泣かせだったのかな…
熊野の神を具現化した像はおだやかな仏でしたが、さすが修験道の神は荒々しいですね。役行者は無気味でしたが…
特別展 祈りの道
蔵王権現はこのページの最初にのってます。↓
特別展 祈りの道 〜吉野・熊野・高野の名宝〜
コメント
東京展もしますよ。確か11月頃だったかな?
でも「日本漫画映画の全貌」は巡業してくれないのよねーーー
見た〜い!