3月のことだけど淡路島と鳴門に行ってきました。初日は建築めぐり。どちらも安藤忠雄の設計で左は本福寺。丸い池の中に地中への階段があって池の下に本堂があります。その本堂内部は朱色の柱に囲まれた円形で正面扉も湾曲しています。この朱とコンクリのグレイに囲まれた通路は光と陰が織りなす美しい空間になっています。
右は淡路夢舞台。いつものコンクリート打ちっぱなしに迷路のような造りです。行き止まりがたくさんあると思えば、意外なところでつながっていたり…。いろんな表情が楽しめます。
遠くにそびえる何の変哲もない塔はエレベーター。唐突に建っていて最上部で連絡通路が延びています。四角い壁面には蔦が這ってなんとも素敵な固まりです。で、この高さで途中の階はありません;;;
このエレベーターで上がったところが百段苑です。が…この季節あんまり花がなくてちと寂しかったです。天気もあまりよくなかったからか観光客も少なくゆっくり見る事ができたのはよかったかな。
この夢舞台のあちこちに水が流れています。百段苑の真ん中の階段を滔々と水が落ちて行きます。その水はしばし緩やかに満たされたかと思うと、また滝のように下へと流れていきます。なのでここには静寂はないですね。常に水の音がしています。
この日の最後は久住章のゲストハウス。いやーこの場所探すのに苦労しました;;;;ここは誰でも泊まる事が出来るようなのですが、建てられてからどれくらい経つのかわかりませんが、少しづつ荒れてきているみたいで、すきま風がすごそうです。(-_-;)
そういうことを抜きにしてこの造形は美しいです。窓はどれもまっすぐ並んでおらず、さぞ作りにくかったやろうな…とは思いますが;;