オブジェクトライト(AnythingGlows Light)について今までここにアップしていた頃よりだいぶ使い方がわかったように思うので再考してみました。
下の例の床に反射する光点は床のシェーダーの光沢の値を低くすると目立たなくなりますが、根本的に消す方法はわかりません。
■壁からわずか浮かせた状態
■もう少し壁から離す
■もっと離す
オブジェクトライトを使ってみる
←上の青い直方体にたいするオブジェクトライトの設定です。
減衰率を変えてもあまり変化はありません。間隔と最小距離は0に近い値がいいと思います。
※以前オブジェクトライトのソフトシャドウが効かないと書いていましたが、それは2の話で3以降はちゃんと効きます。というか影を有効にするとソフトシャドウにしないとおかしな影になる場合があります。それと影を有効にした場合AG lightを設定しているオブジェクト自体の影を消したほうがすっきりします。
・オブジェクトライトの使い道で最初に浮かんだのがパネル状のライト。で、部屋を一つ作ってみました。
光源は
壁面のオブジェクトライト:3個
テーブルの点光源:1個
環境光:0%
天空光:150%
オブジェクトライト明るさの範囲を狭くしているので床面には光が届いていません。
天井は作らず、代わりに背景に白を設定してGIレンダリングしています。椅子はCARRARAについているサンプルです。
オブジェクトライトのみのシーン
オブジェクトライトのみの光源でシーンを作ってみました。オブジェクトのグロー値をあげて光源らしくしています。こういう場面でAG lightと他のオブジェクトはわずかに離したほうがきれいです。光量がわかりやすいように環境光は0にしています。
(どちらもAG LightのOrign(光源)はファセットです。レンダリングはC4です。)
[A]
AG light1灯(明るさ100%)だけで影にはソフトシャドウを設定しています。
[B]
AG light(明るさ80%)をそれぞれ色を変えて3灯配置してみました。この場合複製したあと対象になるオブジェクトの名前を変えて設定し直す必要があります。
[C]
[B]をGIレンダ(Indirect Light50%のみ)したもの。より効果をだすため見えないですが手前側にも壁を置きました。格段に明るくなりますね。
[D]
AG Lightのオブジェクトを右下にあるようなポリゴンモデルで作り、AG LightのOrign(光源)をVertexに設定します。で、この例では3方に隣接した壁を置いて光を反射させています。見てわかるようにこの設定は各ポリゴン面に対して光源が配置されます。これは使い方が限定されるかもしれませんが、なかなか面白い光源だと思います。