Fogツール

CarraraでFogを表現するにはいろいろな方法があります。グローバルに設定出来る大気の中のFogとリアルな空の中にも似たような設定があります。そしてオブジェクトのように扱えるプリミティブオブジェクトツールの中にあるFogです。ここでテストしているのはこのFogのことで、「炎」のツールの下のほうにあります。このツールは古くからあるものでCarraraのどのバージョンにもあります。

また、Fogはアニメーションも可能です。やり方はCompletion(完成度)を1フレーム目に「0%」、アニメーションの終わるフレームには「100%」とします。これでFogはアニメートします。(Carraraの基本的なアニメーションの設定方法です)

Fogツールの設定

Fogツールの設定Fogにはけっこう沢山の設定項目があります。それぞれの機能をテストしてみました。
シーンにx:100in/y:100in/z:20inのサイズのFogを作って、まず基本の設定を右のようにします。Quality(品質)とDensity(濃度)以外は0にします。

この状態でレンダリングすると下図のようになり、非情にノーマルなFogになります。

Quantity(量)

Quantity=1にしたものが左、5にしたものが右です。
層が重なっている感じで、だんだんと雲のようになってきます。これでEdge falloffを増すと、どんどん雲のようになります。(これはQualityの間違いじゃないのかと思っていましたが、今見るとただ単に階層が増えただけみたいなのでQuantityで間違いないみたいですね。数値の数だけパイ生地みたいに折り重なってるだけか…)

Chaos(不規則性)

そのままカオスっていっても通じる言葉ですよね。Quantity=1の状態で、左がChaos=0.5、右が1.0にしたものです。相当うねうねしてますよね。※この数値はアニメーション可能です。

Swirls(渦巻)Swirl Size (渦巻のサイズ)

これはムービーにしないとわかりにくい項目です。円形にぐるぐるまわるアニメーションになります。
サンプルムービーはSwirls=0.20、Swirl Size =1.00に設定しています。
この数値は小さいほうがゆっくりな動きになります。※この数値はアニメーション可能です。

サンプルムービー(QuickTime)

Upward Speed(上昇速度)

これもムービーにしないとわかりにくい項目というか、ムービーでこそ生きてきますね。
サンプルムービーはUpward Speed=1.00に設定しています。
これも数値が小さいほうがゆっくりな動きになります。※この数値はアニメーション可能です。

サンプルムービー(QuickTime)

Density(濃度)

単純に数値を上げると濃くなっていきます。地形とセットで使うとお手軽な霧になります。(クリックすると大きな画像が開きます。)

Quality(品質)

これもDensityと似たような結果になりますが、より濃い感じになります。濃くなることがQualityなの?とも思う結果ですが…。この数値を上げるとマニュアルにあるようにレンダリング時間が長くなるので他の設定で代用したほうがいいかもしれません。

サンプルムービー(QuickTime)

使用例

Fogを地形と合わせて本来の霧や水面下に仕込んで深さを現すなどに利用出来ます。局地的な霧の表現にも使いやすいです。

また、エフェクトとして使い道があると思います。
このサンプルのように不思議な雰囲気を出す効果もありますね。

サンプルムービー(QuickTime)

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