Sparrowhawke3dのThe Wheels Modifierは自動車や自転車なんかの車輪を進んだ距離に応じて自動で回転してくれるという便利なプラグインです。
使い方も簡単なのでこのてのアニメーションをする場合はすごく役に立ちます。
(Sparrowhawke3d はフリーでプラグインを公開しています。ウィン版のみでしたが現在このWheelsはマック版が追加されています。がー;;どうも動作が変です、マック版;;;)
使い方
自転車の場合前輪と後輪が1個づつなので一番簡単ですが、私は自動車でやってたので四輪での設定画面です。
車全体をグループ化しそれに対してモデファイアでWheelsを設定します。設定する前に各車輪の各軸の回転角度が0になっているようにします。で、四輪の場合普通片側を作ると対称複製すると思うのですが、そうやっていると片側のタイヤは裏返ります。(^^;)
反対向きのタイヤをつくるかグループ化して角度を0にしておきます。
Wheelsの設定:
Vehicle Facesは車がどちらを向いているかです。
Name of Front Wheel: ここに前輪の名前を入力(Tire f-R)
Name of Rear Wheel: ここに後輪の名前を入力(Tire r-R)
Wheel Diameterは車輪の直径ですがこれは横の「Check」を押すと自動で計測してくれます。
Enable Steeringにチェック
モデファイアの「+」ボタンで同じくWheelsを選び同じやりかたで今度は左側のタイヤを設定します。
設定はこれだけであとは車をキーフレームでアニメートさせるとタイヤは自動で回転します。いや実に簡単です。
(^○^)
で最初悩んだのが前輪だけ回転させる方法。このプラグインを設定していると通常のモーションでの設定は無視されるのでグループ化したりして対処していましたが、ちゃんとそれ用の設定がありました。(^^ゞ
それが右側に並んでいるものでここで各車輪を回転させることが出来ます。通常はこの図のようにOverride Steering AxisとZ軸にチェックし、Override Steeringで角度を決めます。
タイヤを水平に回転させることも出来るので走行中に空飛びモードになる時なんかいいかもね。
サンプルアニメーション
作りかけの車を使ってアニメーションさせてみました。
上のアニメーションではホイールの逆転、静止とエイリアシング問題があったので中間部分をテクスチャに変えて30fpsでレンダしてみました。これで違和感はぐっと減ったと思います。