GIおさらい

C6で特に変わってないと思うのでC5に入れてもいいのですが、レンダがC6なのでおさらいとして載せます。
GIレンダで特に厄介なのは部屋の中で光源が少ない場合だと思います。ようするに窓からの光だけの部屋ですね。設定をあげないとカビみたいなのが出来て汚くなります。
サンプルの部屋の光源は障子窓を透してくるDistant Light 1灯のみです。
Sky Lightはこの場合必要ないのでIndirect Lightのみでレンダリングしています。レンダリング時間はG5 2.5dualなのでちと遅いですが目安にしてください。

Distant Light : 350%

Indirect Light : 220% Lighting Quality : Excellent Accuracy : 16px


左Interpolation : 0 (time 0:50) 右は : 100 (time 2:13)です。

違いは窓枠のまわりなどの影ですね。テストは0で本番は100がおすすめです。(補足ですが100は極端な例で初期値の20%でも充分な場合が多いです。しかも20%ならoffより速いです)よく汚れ防止に言われるInterpolation offの状態も右の画像の結果とよく似ています。レンダリング時間も変わらないです。(Interpolation : 100の場合)
しかし、この画像全体にぼやっとしてますよね。そこで今度はDistant Lightを200%にしてみました。もともと350%のライトなんてそうそう使うものじゃないです。

Distant Light : 200%

光源を200%にすると当然暗くなるので同じ設定では部屋は暗くなります。そこでIndirect Light : 500%にしてみました。


どちらもInterpolation : 100で左はLighting Quality : Excellent Accuracy : 16px (time 2:36)
右はLighting Quality : Best Accuracy : 2px (time 6:23)

右はほぼ最高レベルですね。やっぱりきれいにレンダリングするのはここまで必要みたいです。Accuracyは4pxでもまーまーきれいです。この数値を下げるとむらむら出てくる汚れが小さくなります。

Photon

その他の設定でphotonがあります。Photon Count を10万とかにすると最初のSample Lightingの計算に時間がかかります。でもレンダリングにはそう影響はないみたいです。今までの設定はPhoton Count : 5000の初期値で、それと比べると赤い球体の拡散が強く出ます。

わかりやすいように障子は外してライトがダイレクトに部屋に入るようにしてレンダリングしています。Indirect Light : 300%で左がPhoton : 5,000 右がPhoton : 100,000です。

Photon Count の下にあるPhoton Map accuracy は初期値が10%ですがこれをあげると今度は最初のPrecalculating Lightingの計算時間がど〜んと遅くなります。そしてレンダリングも遅くなります。

Photon Map の精度の違いはShow Photon Mapを見るとよくわかります。左が10%右が50%です。

C5からついたAmbient Occlusion Only はこういう場面にはむきませんね。影の汚れは出ませんがGI独特の影がOcclusion Radiusの数値分だけ角から均一に出来ます。
またこの障子のshaderはTranslucencyを100%にしてTransparencyは設定していません。だから余計部屋の中は暗くなり、各数値も上げないといけなくなりますが、レンダリングのLight through Trans. をoffにしてレンダリングすると差し込む光だけなくなり部屋はぼんやり明るくなります。北向きの部屋などには利用出来るかもしれません。

誤摩化しネタ

CARRARAのGIは障子窓みたいに光量が少ない場合苦労することになります。Indirect Lightも上限が500%なのでそれでも暗いと、もうどうしようもないですよね。そんな時、私は偽の光源を増やしたります。

左の設定はDistant Light : 200%でIndirect Light : 200% Lighting Quality : Excellent Accuracy : 4px (time : 2:09)でレンダリングしています。今までとの違いは右画像のようにグローチャンネルを設定した板を窓の内側に配置している点です。これを非表示にしてレンダリングしています。CARRARAはいくら非表示にしてもグローチャンネルがGIレンダに反映されます。もちろん表示時よりも影響力は下がりますし、閉鎖された空間でしか使えないですが室内ではそれが利用出来ます。本当の意味でフォトリアルではないでしょうが、それなりに自然に見えてレンダリングも速いので気に入っています。

この他に隠しているこの板ポリのシェーダーをアルファチャンネルで見えなくして表示しておく方法があります。このほうが効果はあるのですが透明を使っていると使えないのが残念です。